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Q4 山梨県環境整備センターの遮水構造は、どのようになっているのですか。

 山梨県環境整備センターの遮水構造は、良好な基礎地盤に、地下水を速やかに排除する地下水集排水管を敷設し、その上に二重の遮水シートやベントナイト混合土層などによる信頼性のある遮水工を敷設、さらにその上に浸出水を速やかに排除する浸出水集排水管を敷設する構造となっています。
 埋立地の底の部分の遮水工は、厚さ50cmのベントナイト混合土層を敷設し、その上に、厚さ1.5mmのTPOシート(ポリオレフィン系熱可塑性ゴム)、さらに、厚さ10mmの保護緩衝機能を有する不織布、厚さ1.5mmのTPOシート、厚さ10mmの不織布というように、遮水シートを二重に重ねてゆき、さらにその上に、廃棄物運搬車輌や埋立用重機の走行が遮水構造へ影響しないように、厚さ1mの保護土を敷きます。
 なお、埋立地の斜面となっている部分の遮水工は、ベントナイト混合土層を敷設できないため、その代わりに、吸水、膨潤性に優れ、自己修復機能を持った「自己修復性シート」を二重の遮水シートの間に敷設します。
 さらに、上層の遮水シートをはさんで、電気的漏水検知システムを設置し、万が一、上層遮水シートが破損した場合でも直ちに破損個所を検知できる構造となっています。
 二重の遮水シートだけでも法令の基準は満たしますが、万全の安全対策を講じるため、法令の基準を上回る多重遮水構造としたものです。

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