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Q4 県が条件を果たさないから、住民が反対しているのではないのですか。

 各地区から要望のあった事項については、これまで、各地区や旧明野村と協議を重ね、誠実に対応してきました。
 処分場の安全性については、旧明野村が平成9年9月に設置した明野村廃棄物最終処分場安全対策委員会において、住民や専門家により十分な議論が行われ、その結果、少数意見として、「まだ幾つもの不安があり、将来にわたって安全が保障されるものではない」とする意見もありましたが、多数意見は、「公共関与の施設であり、責任の所在が明確であること、今日まで他県で稼働している処分場と比較し、幾つかの安全性への配慮がはらわれているなど、厚生省、環境庁の安全のための基準を満たすものであり、安全確保を期することができる最終処分場の施設である」とする意見集約がなされました。
 県と(財)山梨県環境整備事業団では、さらに処分場の安全性を高めるため、この委員会における審議や地元住民の方々のご意見を踏まえる中で、二度にわたる計画の見直しを行いました。特に地元の方々が心配するダイオキシンが含まれている焼却灰については、溶融による無害化処理したものだけを埋め立てることにしました。
 もう一つの条件である地域振興事業は、村道や通学路などの道路整備、河川改修、農道整備、農業用水路の改修、公民館建設など多岐にわたっていますが、公共事業等を活用する中で、処分場周辺地域の生活環境の向上と地域の活性化に資するよう実施していきます。
 既に、道路整備や河川改修など、手がけている事業もあり、地元や北杜市と協議する中で、処分場整備と併せて計画的に実施していきます。

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