財団法人山梨県環境整備事業団 経営審査委員会 第3回委員会 会議録
1 日時 平成21年11月17日(火)午後1時30分〜午後3時00分
2 場所 山梨県県民会館403会議室
3 出席者
委員 小倉公一、勝俣高明、金子栄廣、早川正秋(50音順、敬称略)
事務局 風間理事長、山本副理事長、石合専務理事、安藤事務局長、
岩下所長、事務局職員(計4名)
4 会議次第
(1)開会
(2)理事長あいさつ
(3)座長あいさつ
(4)議事
(5)閉会
5 会議に付した議題
(1)経営審査委員会報告書(案)について
(2)その他
6 議事の概要
(1)経営審査委員会報告書(案)について
座 長:これまでの委員会において委員の皆さんから出された意見や提案等を踏まえ、私が中心となって報告書(案)を取りまとめた。
今日は、この報告書(案)をベースに、当委員会としての最終的な報告書を取りまとめたい。
なお、報告書(案)の取りまとめに当たっては、その内容について、事務局に説明済みであるので、議題(1)の「経営審査委員会報告書(案)について」の概要について、事務局から説明をお願いする。
事務局:委員会の設置目的、審査に当たっての基本的な考え方、報告書に対する委員会の考え方について、説明。
センター建設の目的や背景、開所に至るまでの主な経緯について、説明。
現行の概算収支計画の性格付け、内容、積算の考え方などについて、説明。
10月末現在における廃棄物処理委託契約の状況や本県の処理業界の現状、センターにおける廃棄物の受入実績などについて、説明。
収支計画の見直しに係る推計・試算に当たっての基本的な考え方や具体的な方法、推計・試算の結果について、説明。
現行の概算収支計画が現状では達成困難と見込まれる要因の分析について、収入面及び支出面の両方の観点から、説明。
収支計画に関する意見及び経営改善に向けた提言について、説明。
報告書の資料及び別紙について、説明。
座 長:事務局から概要について説明があったが、質問、意見はあるか。
委 員:「平成21年10月末現在の搬入実績は、現行の概算収支計画の5.1%にとどまっている。」と記述されているが、5.1%の根拠となる廃棄物の搬入量の積算を改めて確認する。
事務局:操業から10月末までの1営業日平均の搬入量を算出し、それに平成21年度の営業日数を乗じて積算したものである。
委 員:過日の新聞報道では、搬入実績は2%とされていたが。
事務局:10月末現在の搬入量を今年度の搬入計画量である36,000トンで割ると2%となるが、これはあくまでも進捗率のことを指している。
委 員:9月末現在では、38社と契約しているとのことであったが、現在の契約社数はどのような状況か。
事務局:53社と契約している。
委 員:報告書の全体的な流れはこれでよい。
一点だけ気になるのは、「経営改善に向けた提言」の(1)中、「センターを積極的に活用することを望むものである。」という表現である。
この委員会としては、更なる営業努力を図ってもらう旨を示す意味で、「センターの積極的な活用が図られることを期待するものである。」としたい。
委 員:(全員)了解した。
委 員:「収支計画の見直しに係る推計・試算」について、言葉の上では基本的な考え方や具体的な方法の記述があるものの、数字上での積算の考え方などが今ひとつ不明瞭な感じを受ける。
このため、料金収入の積算根拠となる数値データを別紙として添付したい。
委 員:(全員)了解した。
事務局:今回、当委員会において推計・試算をしていただいた結果に基づき、仮にセンターを平成21年度をもって埋立を中止した場合には、どの程度収支が改善あるいは悪化するのかをシミュレーションしたところ、埋立期間の縮小に伴い管理費などの支出が減少する一方、料金収入も大幅に減ることとなるため、収支は悪化し、赤字額が増えるという結果となった。
委 員:平成21年度をもって埋立を中止するというような議論があるのか。
事務局:そのような「すぐ止めろ」というご意見の方もいらっしゃる。
委 員:そんな考えがあるのか。
座 長:他に何か意見等はあるか。
なければ、これで審議を終了する。
事務局の方で、その他として、何かあるか。
事務局:事務局としましては、本日皆様方からいただいたご意見を反映させた最終的な報告書を早川座長を中心にとして取りまとめていただきたいと考えている。
委 員:(全員異議なし)
座 長:それでは、以上により、了解いただいたということで、本日出された意見等については、早速、反映させることとし、私の責任で校正・確認を行った後、最終報告書の形にするということでよろしいか。
委 員:(全員異議なし)
座 長:最終報告書の取りまとめが完了した後に、私が当委員会を代表し、風間理事長に提出することとしたい。
なお、委員の皆さんのお手元には、事務局を通じて届けさせていただく。
委 員:(全員異議なし)
座 長:環境整備事業団に関してこれまで3回にわたり会議を開催し、我々も非常に勉強させていただいた。
この会議を開催する度に提起されたことであるが、私の感覚では、政治的な判断と収益事業的な観点と両面あると思うが、収益的な事業として今回この事業を見ることは、間違いではないかと考える。
そういう流れの中で、今回の意見ではその辺を強調しながらいきたいと思う。
座 長:以上をもって、山梨県環境整備センターの収支計画の見直し等について検討を行ってきた当委員会の議事は全て終了した。
委員の皆さんの協力に感謝する。
事務局:委員の皆様方には、公私ともご多忙の中、3回にわたりご出席していただき、心より感謝申し上げる。
以上をもって、経営審査委員会を終了させていただく。